偶然知った島根の津和野という町。こんないい町が島根にあったなんて、と駅のホームでその予感を感じ始め、改札口を出て駅前の通りを眺めた時に鮮烈に確信したことをまざまざと覚えています。

「島根の小京都」というのが観光集客の謳い文句の一つであるようなのですが、個人的には、それは津和野の魅力を矮小化してしまっているのではないか、と危惧します。京都ブランドは確かに強力だとは思いますが、「小京都」では決して言い表せない、津和野という町が独自に積み重ねてきた魅力が満載です。

まずはゆったり、駅近の安野光雅美術館で津和野を代表する画家の優しく温かいタッチで津和野の風情を感じてください。そして、駅方面から津和野の町中をゆったり散策しながら至るところに顔を出す津和野の魅力を感じていただきたいです。そこかしこの水路に綺麗な鯉が泳いでいます。飲食店も割と多いので、頃合いのよいタイミングで入店できると思います。

腹ごしらえをした後は、弥栄神社で参拝をし、さらに太鼓谷稲成神社の1,000本の鳥居をくぐって参拝しつつ頂上から津和野の町を展望できます。

このコースで半日から半日強ほどです。津和野は広くはないので、1泊2日で十分に満足できると思います。

コーススポット一覧

たくさんの絵本も描かれた安野光雅の絵のタッチにとても癒やされます。美術館自体の空間も素晴らしく、ゆったり長居してしまいます。

安野光雅美術館

徒歩で移動 (約 1時間30分)
魅力満載の津和野の町。ただ歩いているだけでたくさんの情緒に出会えるので、ゆっくり1時間以上かけて散策することをオススメします。

津和野

徒歩で移動 (約 20分)
太鼓谷稲成神社の麓といえる場所にあるので、一見影に隠れてしまっている印象もありますが、とても心地の良い神社です。境内も綺麗に維持されていて、清々しい気持ちになれます。

弥栄神社

徒歩で移動 (約 5分)
連なる朱い鳥居がとても象徴的な神社です。頂上からの眺望がとても良く、建造物も非常に綺麗です。頂上までは車でも行けますが、鳥居を潜る徒歩コースは見た目ほど大変ではなく15分ほどで登れるのでオススメです。

太皷谷稲成神社